プリンストン大学出版局
プリンストン大学出版局(英語: Princeton University Press)とは、独立系の出版社でプリンストン大学と近い関係を持っている。広大なアカデミアや社会においてスカラーシップを広めることを目的にしている。
プリンストン大学出版局 | |
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親会社 | プリンストン大学 |
設立日 | 1905年 |
設立者 | ホイットニー・ダロー |
国 | アメリカ合衆国 |
本社所在地 | ニュージャージー州プリンストン |
出版物 | 本 |
公式サイト |
www |
1905年にホイットニー・ダローによって設立された。その際にプリンストンコミュニティに印刷機 (en) を納品する形でチャールズ・スクリブナーが金融面で支援した[1]。最初に出版した本はジョン・ウィザースプーン著「Lectures on Moral Philosophy」の新たな1912年版だった[2]。
ピューリッツァー賞
編集プリンストン大学出版局の本で以下の6作品がピューリッツァー賞を受賞している。
- Russia Leaves the War by George F. Kennan (1957)[3]
- Banks and Politics in America From the Revolution to the Civil War by Bray Hammond (1958)[4]
- Between War and Peace by Herbert Feis (1961)[5]
- Washington, Village and Capital by Constance McLaughlin Green (1963)[6]
- The Greenback Era by Irwin Unger (1965)[7]
- Machiavelli in Hell by Sebastian de Grazia (1989)[8]
ペーパーズ・プロジェクト
編集この出版局が請け負った数巻に及ぶ歴史文書プロジェクトには以下のがある
- The Collected Papers of Albert Einstein
- The Writings of Henry David Thoreau
- The Papers of Woodrow Wilson(69巻)
- The Papers of Thomas Jefferson
- Kierkegaard's Writings
The Papers of Woodrow Wilsonは「全歴史の中で偉大な編集成果の1つ」と評されている[9]。
ボリンゲン・シリーズ
編集プリンストン大学出版局のボリンゲン・シリーズはポール・メロンのオールド・ドミニオン財団(現:アンドリュー・メロン財団)による1943年のプロジェクトであるボーリンゲン財団によって始められた。1945年より財団は考古学、詩、心理学など研究の幾つかの分野で出版や奨学金、助成金の提供に関して独立した地位を維持していた。ボリンゲン・シリーズは1969年に大学に寄贈された。
脚注
編集- ^ “Princeton University Press, Erected Through the Generousity [sic of Charles Scribners, a New and Unique Adjunct to the University”] (PDF), The New York Times, (May 19, 1912)
- ^ A History of Princeton University Press (2002)
- ^ The Pulitzer Prizes: 1957 Winners
- ^ The Pulitzer Prizes: 1958 Winners
- ^ The Pulitzer Prizes: 1961 Winners
- ^ The Pulitzer Prizes: 1963 Winners
- ^ The Pulitzer Prizes: 1965 Winners
- ^ The Pulitzer Prizes: 1990 Winners
- ^ Cooper, John Milton (2011). Woodrow Wilson: A Biography. Random House. pp. 736 July 28, 2012閲覧。
関連文献
編集- "Book of Lists: Princeton University Press at 100". Artforum International, 2005.