ReiserFS
ReiserFS(ライザーエフエス)は、Linuxにおけるジャーナリングファイルシステムの実装の一つ。Linux kernel 2.4.1から標準搭載となった。Linuxカーネルのソースコードに取り込まれたはじめてのジャーナリングファイルシステムである。
ReiserFS | |
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開発者 | Namesys |
正式名 | ReiserFS |
導入 | 2001年 (Linux 2.4.1) |
パーティション識別子 |
Apple_UNIX_SVR2 (Apple Partition Map) 0x83 (MBR) EBD0A0A2-B9E5-4433-87C0- 68B6B72699C7 (GPT) |
構造 | |
ディレクトリ | B+木 |
領域管理 | Bitmap [1] |
限度 | |
最大ファイル サイズ | 8 テビバイト [2] |
最大ファイル数 | 232 (〜42億) [3] |
最大ファイル名長 | 4032バイト/255バイト(VFSによる制限) |
最大ボリューム サイズ | 16 テビバイト [4] |
ファイル名の文字 | NULと/以外使用可能 |
特徴 | |
タイムスタンプ | 修正, メタデータ変更, アクセス |
日付範囲 | 1901年12月14日から2038年1月18日 |
日付分解能 | 1s |
フォーク | 強化属性 |
パーミッション | Unixパーミッション, ACL, 任意のセキュリティ属性 |
透過的圧縮 | なし |
透過的暗号化 | なし |
対応OS | Linux |
1996年からハンス・ライザー (Hans Reiser) 率いるNamesys社によって開発されていたが、後継のReiser4の開発に集中するため開発が中止された。2006年にライザーが妻の殺害容疑で逮捕された後、2008年にNamesys社も廃業し、主要な開発者であったライザーは2008年に懲役15年の判決が下ったため、現在はボランティアベースで開発が進められている。
主な特徴
編集ディストリビューション
編集2000年代中頃においてはいくつかのLinuxディストリビューションにおいてデフォルトのファイルシステムとなっていた。多くのディストリビューションで、インストール時にファイルシステムとして選択できた。大手ディストリビューションの中ではSUSE Linuxで採用されていたのが代表的である。
しかしハンス・ライザーが殺人罪で逮捕された2006年に、後継のReiser4ともども著しく評価を落とし[要出典]、SUSEもext3への移行を発表した。
デフォルトとして採用されている物の一覧はen:Comparison of Linux distributions#Technicalを参照。