きんたま

日本語

語源

「金玉」の用字は重箱読みであるが、天正本節用集（1590年）には用字に先立ち、「キンタマ」の語が見られることから、金玉は当て字と考えられる。なお、語源として以下のものが挙げられる（日本国語大辞典）。

• イキノタマ（生玉）（大言海）
• キビシタマ（緊玉）（名言通）

発音

• (東京式) きんた​ま [kìńtáꜜmà] (中高型 – [3])
• (東京式) きんたま [kìńtámá] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [kʲĩnta̠ma̠]

名詞

きんたま【金玉】

1. (俗語, 卑語) 睾丸、陰嚢。（「金玉」は当て字と考えられる、「語源」参照）
   • そうだ。そうだ。野郎逃げやがったら、ぼったくって天ビン棒でしわぎつけてやれ。ころんだところをキンタマしめあげて、くらすけてから、ふんじばって村の外へ捨ててしまえ。（坂口安吾『落語・教祖列伝 兆青流開祖』）

関連語

• 複合語: 金玉火鉢、にぎりきんたま
• 成句: 金玉が上がったり下がったりする、金玉が縮み上がる、金玉を握る

翻訳

• 英語: （医学用語）testicle ^(en), （以下、全て俗称）balls ^(en), berry ^(en), ballocks ^(en), bollocks ^(en), cobblers ^(en), goolie ^(en), gooly ^(en), heirloom ^(en), knackers ^(en), nutmeg ^(en), pills ^(en), plums ^(en)
• 朝鮮語: 불알 ^(ko) (bural)