せ

せ 教科書体

書き順

• 平仮名
• 五十音図: さ行 え段
• いろは順: 46番目
• 字源: 世の草体
• かたかな　セ。

日本語

名詞: 背

せ【背】

1. 背中（せなか）。胴の後（うし）ろ側のうち、腰（こし）より頭（あたま）に近（ちか）い部分。胸（むね）と腹（はら）の反対側。
2. ものを人（ひと）や動物（の胴）に見（み）立（た）てたときの背中に当たる部分。刃（は）の切（き）れない方の縁（ふち）。
3. 服や道具の中で、人（ひと）の背中に接する部分。
4. 身長。

関連語: 背

• せい
• 背中（せなか）
• 類義語: 腰（こし）、尻（しり）
• 対義語: 腹（はら）、おなか、胸（むね）
• 熟語: 背（せ）もたれ

翻訳: 背

• ドイツ語: Rücken 男性
• 英語: one's back
• フランス語: dos 男性

名詞: 瀬

せ【瀬】

1. 浅瀬（あさせ）。川（かわ）が浅（あさ）く、歩（ある）いて渡（わた）れるところ。
   • 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
2. 早瀬（はやせ）。川の（幅（はば）が狭（せま）いために）流（なが）れの速（はや）いところ。
   • 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われてもすゑに 逢はむとぞ思ふ（崇徳院）
3. 潮流。海（うみ）の水（みず）の流れ。
4. 立場（たちば）。機会。
   • 用例: 立つ瀬がない。

関連語: 瀬

• 熟語: 浅瀬（あさせ）、早瀬（はやせ）、瀬戸（せと）、逢瀬（おうせ）

動詞

せ【為】

1. 「する」の未然形。

助動詞

せ

1. 助動詞「せる」の未然形・連用形。

古典日本語

名詞

1. （兄）女性から見た兄又は弟。
2. （夫・背）女性から見た恋人、夫。
   • 信濃道は今の墾り道刈りばねに足踏ましなむ沓はけ我が背（せ）（万葉集・東歌（あずまうた））
3. 男性同士が親しみを込めて言う語。

関連語

• 熟語: 妹背（いもせ）

動詞

せ【為】

1. 「す」の未然形。

文字コード

• Unicode
  • 16進: 305B せ
  • 10進: 12379 せ