- (東京式) くべつ [kúꜜbètsù] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [kɯ̟ᵝbe̞t͡sɨᵝ]
- (京阪式) くべつ
区別 (くべつ)
- 複数の物の間に認められる特徴や差異を見出し分けること。
- とにかく、文学者と称する階級の中で、科学的な事柄に興味を有ち得る人と有ち得ない人とを区別する事が出来るとしたら子規はその前者に属する方であったらしい。(寺田寅彦 『子規の追憶』)
- 分けられる複数の物の間に認められる特徴や差異。
- 明らかに家庭料理と料理屋の料理とにはなんとも仕方のない区別がある。（北大路魯山人 『料理芝居』）
- また両腕を拡げた時にも、左右の腕は胴によりて結びつけられているではないか。胴があればこそ左右の区別が起る。思想に於て左傾と右傾とを区別するも、中庸があればこそ両者間に差別が起るのである。故に中道を歩むものから見れば、両者共に区別ある如くして区別がない、共に中庸を維持するものと見べきである。（新渡戸稲造 『東西相触れて』）
- 同一視（等しいと見なすこと）
- 混同（誤って等しいと見なすこと）
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
| 意味 |
語形 |
結合
|
| 否定 |
区別しない |
未然形 + ない
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| 否定(古風) |
区別せず |
未然形 + ず
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自発・受身
可能・尊敬 |
区別される |
未然形 + れる
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| 丁寧 |
区別します |
連用形 + ます
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| 過去・完了・状態 |
区別した |
連用形 + た
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| 言い切り |
区別する |
終止形のみ
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| 名詞化 |
区別すること |
連体形 + こと
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| 仮定条件 |
区別すれば |
仮定形 + ば
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| 命令 |
区別しろ
区別せよ |
命令形のみ
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