早

漢字

早

形声。「日」+「棗 /*TSU/」。「時間的にはやい」「あさ」を意味する漢語｛早 /*tsuuʔ/｝を表す字。
- もと「屮」が仮借して｛早｝に用いられたが、区別のために羨符「口」を加え「告」の字形になり、のち「早」が用いられるようになった。
他にも以下のような説があるが、根拠に乏しく誤った分析である。
- くぬぎなどの木の実の象形で黒い染料をとるのに用い、「黒」→「明け方」に変化し、時間の位置が「はやい」ことを意味するようになった（藤堂）。
- さじの象形で、音を仮借したもの（白川）。

金文	簡帛文字	簡牘文字	小篆	流伝の古文字

戦国時代			《説文》（漢）	《六書通》（明）

音	漢音: ソウ表内呉音: ソウ表内慣用音: サッ表内
訓	訓読み: はや-い表内、はや-まる表内、はや-める表内、さ、そ、さわ、さか

ローマ字表記
- 普通話
  - ピンイン: zǎo (zao3)
  - ウェード式: tsao³
  - 注音符号: ㄗㄠˇ
- 広東語
  - イェール式: jou2

早	U+65E9, 早 CJK 統合漢字-65E9

文字コード (文字集合規格)
-	Unicode: U+65E9
日	JIS X 0213/0208: 1面33区65点 [第1水準] (`Shift_JIS=0x9181`, `EUC-JP=0xC1E1`, `ISO-2022-JP=0x4161`) MJ文字図形: MJ013156
中	GB18030: `0xD4E7`
台	Big5: `0xA6AD` CNS 11643: 1面 `0x482E`
韓	KS X 1001: `0x7044`

漢点字	六点漢字
⣅⠼	⠨⠺⠌