いて座λ星は、いて座恒星3等星

いて座λ星[1]
Lambda Sagittarii
仮符号・別名 カウス・ボレアリス[2],
Kaus Borealis[3][4]
星座 いて座
見かけの等級 (mv) 2.81[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  18h 27m 58.24072s[1]
赤緯 (Dec, δ) −25° 25′ 18.1146″[1]
赤方偏移 -0.000144[1]
視線速度 (Rv) -43.20km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -44.76 ミリ秒/年[1]
赤緯: -185.66 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 41.72 ± 0.16ミリ秒[1]
(誤差0.4%)
距離 78.2 ± 0.3 光年[注 1]
(23.97 ± 0.09 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) 0.9[注 2]
λ星の位置
物理的性質
半径 11 R[5]
質量 2.3 M[5]
スペクトル分類 K0IV [1]
光度 52 L[5]
表面温度 4,700 K[5]
色指数 (B-V) +1.04[6]
色指数 (U-B) +0.89[6]
色指数 (R-I) +0.56[6]
他のカタログでの名称
いて座22番星[1]
CD -25 13149[1]
FK5 692[1], HD 169916[1]
HIP 90496[1], HR 6913[1]
SAO 186841[1]
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天の川いて座

概要

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いわゆるレッドクランプに分類される準巨星で、中心核ではヘリウムから酸素炭素核融合が進んでいる[5]

この星のすぐ西側に冬至点がある[5]

名称

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学名はλ Sagittarii(略称はλ Sgr)。固有名カウス・ボレアリス[2] (Kaus Borealis[3][4]) は、アラビア語で「弓」という意味の al-qaus と、ラテン語で「北」を表す borealis を組み合わせた言葉である[3]。いて座のδ星ε星、λ星の3つの恒星には射手の弓を意味する Kaus が付けられている[3]al-qaus は元々いて座ξ2星、ο星、π星、d星、ρ星によるアステリズムに付けられていた名前であった[3]。2016年7月20日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Kaus Borealis をいて座λ星の固有名として正式に承認した[4]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME KAUS BOREALIS. 2016年12月7日閲覧。
  2. ^ a b 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂版第4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日、153頁。ISBN 978-4-7699-0825-8 
  3. ^ a b c d e Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Pub. Corp.. pp. 51-52. ISBN 978-1-931559-44-7 
  4. ^ a b c IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年12月7日閲覧。
  5. ^ a b c d e f Jim Kaler. “Kaus Borealis”. STARS. 2016年12月7日閲覧。
  6. ^ a b c 輝星星表第5版

関連項目

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外部リンク

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  NODES
Project 1