エッサウィラ
モロッコの都市
エッサウイラ(旧名:モガドール、ベルベル語 : ⵎⵓⴳⴰⴷⵓⵔ、アラビア語: الصويرة Essaouira (Mogador))は、モロッコ王国のマラケシュの西の大西洋岸の港湾都市。2001年に旧市街(メディナ)が世界遺産に登録された(ID753)。位置は北緯31度30分47秒 西経9度46分11秒 / 北緯31.51306度 西経9.76972度座標: 北緯31度30分47秒 西経9度46分11秒 / 北緯31.51306度 西経9.76972度。
エッサウィラ الصويرة | |
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位置 | |
座標 : 北緯31度30分47秒 西経9度46分11秒 / 北緯31.51306度 西経9.76972度 | |
行政 | |
国 | モロッコ |
地方 | マラケシュ=サフィ地方 |
州 | エッサウィラ州 |
市 | エッサウィラ |
その他 | |
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) |
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英名 | Medina of Essaouira (formerly Mogador) | ||
仏名 | Médina d’Essaouira (ancienne Mogador) | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (2),(4) | ||
登録年 | 2001年(ID753) | ||
公式サイト | 世界遺産センター | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
周辺の砂丘群にはBassia tomentosa、Polycarpaea nivea、Helianthemum canarienseなどのマカロネシアの固有種の植物が生え、北アフリカで珍しい7種の爬虫類と両生類が生息している。沖合の島々は渡り鳥の重要な中継地で、エレオノラハヤブサの営巣地でもある。一帯は2005年にラムサール条約登録地となった[1]。
歴史
編集歴史は古く、沖合いのモガドール島からローマ時代のヴィラが発見された[2]。現在の町並みが形成されたのは1765年からで、その港により漁業、商業の中心地と位置づけられる[3]。
21世紀現在は世界遺産であるとともに、リゾート地としての側面と芸術の町という評価もあわせ持つ[4]。
世界遺産
編集この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
脚注
編集- ^ “Archipel et dunes d'Essawira | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2005年1月15日). 2023年4月10日閲覧。
- ^ Marokko Ingeborg Lehmann, Rita Henss p.243
- ^ 三省堂編修所 編『コンサイス 外国地名事典』(3版)三省堂、1998年、125頁。ISBN 4-385-15338-8。
- ^ “エッサウィラのメディナ(旧名モガドール)”. 不動産JP. 2014年11月3日閲覧。
関連項目
編集- モガドール級大型駆逐艦 - フランス海軍の駆逐艦。フランス統治時代の名称「モガドール」にちなみ命名された。
- 音楽都市
外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、エッサウィラに関するカテゴリがあります。