オオバナウグイ(学名:Chondrostoma nasus)は、ヨーロッパに生息する回遊性のコイ科の魚である。

オオバナウグイ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : ウグイ亜科 Leuciscinae
: オオバナウグイ属 Chondrostoma
: オオバナウグイ C. nasus
学名
Chondrostoma nasus
(Linnaeus, 1758)
英名
Nase
Sneep

分布

編集

黒海バルト海南部、北海南部へ注ぐ川に自生する。さらに、ローヌ川ロワール川エロー県イゾンツォ川にも導入された。

形態

編集

紡錘形の体を持ち、青灰色の金属質の鱗、橙色の尾を持つ。下唇は比較的鋭い。体長は25から40cm程度で、体重は約1000gである。しかし、50cm、1.5kgに達するものも記録されている。記録された最長の寿命は、15年である。

生態

編集

この種は群生し、流れの速い深い場所、しばしば橋の背水や岩の露出する場所で見られる。水底付近に住み、そこで藻類やその他の水生植物を食べる。

保護

編集

オオバナウグイは、ヨーロッパの野生生物と自然生息地の保全に関する条約(ベルン条約)によって保護されている。

出典

編集
  • Kottelat, M. & Smith, K. (2008). "Chondrostoma nasus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2. International Union for Conservation of Nature. 2012年5月12日閲覧
  • Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2012). "Chondrosoma nasus" in FishBase. April 2012 version.
  NODES
INTERN 1