キャディ (UMA)
特徴
編集解説
編集1992年12月に、アメリカ動物学研究会で、海洋生物学者ポール・レブロンドと動物学者エド・バウスフィールドらがキャディに関する論文を発表した。それによれば、カナダに繁殖地があるとされているキャディは、現在も棲息していると書かれている[4]。
失われた死骸
編集1937年7月に、クイーンシャーロット諸島でメス鯨の解体中に腹部からキャディらしき死骸が出てきた。体の半分はすでに消化されていたが、キャディの特徴と一致していたのでキャディの死骸と推測する学者が多い[4]。記録によれば死骸はその後、シカゴの博物館に船便輸送されたと書かれているが、その行方は不明となっている[6]。
死骸のスケッチの「二股に分かれた尾」はアザラシのような鰭状の後足であったとする解釈がある[3]。
また、尾の特徴や背部の鱗状の構造や体の大きさ、そして地域から、シロチョウザメ(Acipenser transmontanus)との類似性があり、シロチョウザメだった可能性があるが、死骸が現存しないため決定的にいうことができない[7]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c 並木伸一郎 2014, p. 22.
- ^ a b c d e f g 学研教育出版 2013, p. 134.
- ^ a b 天野ミチヒロ 2016, p. 160.
- ^ a b 並木伸一郎 2014, p. 23.
- ^ 未確認生物ミステリー研究会 2014, p. 206.
- ^ 朝里樹 2022, p. 64.
- ^ “The Case of the Cadborosaurus Carcass: a Review” (英語). Tetrapod Zoology (2020年11月17日). 2024年7月14日閲覧。
参考文献
編集- 学研教育出版『未知動物の大百科』学研プラス、2013年、134頁。ISBN 9784059147695 。
- 並木伸一郎『ヴィジュアル版 UMA生態図鑑』学研プラス、2014年、22-23頁。ISBN 9784059145592 。
- 未確認生物ミステリー研究会『UMA未確認生物大図鑑』西東社、2014年、203-206頁。ISBN 9784791622153 。
- 天野ミチヒロ『大迫力!世界のUMA未確認生物大百科』西東社、2016年、160頁。ISBN 9784791624874 。
- 朝里樹『ムー・ミステリー・ファイルムー認定! 最恐!! 都市伝説ビジュアル大事典』ワン・パブリッシング、2022年、64頁。ISBN 9784651014432 。