タリン歴史地区(タリンれきしちく、Historic Center of Tallinn)は、エストニアの首都タリンの旧市街に残る歴史的遺産。1997年ユネスコ世界遺産文化遺産)に登録された(ID822)。

世界遺産 タリン旧市街の歴史地区
エストニア
タリンの旧市街
タリンの旧市街
英名 Historic Centre (Old Town) of Tallinn
仏名 Centre historique (vieille ville) de Tallinn
登録区分 文化遺産
登録基準 (2),(4)
登録年 1997年(ID822)
公式サイト 世界遺産センター(英語)
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タリン歴史地区の位置
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概要

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タリンの起源は、1219年デンマークヴァルデマー2世エストニア人の要塞集落を占領し、そこに「トームペアと名付けた城塞を築いたことに始まる。

1285年にタリンはハンザ同盟に加わり、貿易港として発展。1346年にはデンマーク王ヴァルデマー4世が市をドイツ騎士団に売却したことから、以後20世紀に至るまで、経済的・文化的にバルト・ドイツ人の影響を強く受けることとなる。その後は1561年スウェーデン領となり街は衰退、1710年にはロシア帝国領になった。

このような度重なる混乱や火災にもかかわらず、タリンには旧市街を取り囲む城壁と、ドイツ人商館や豪奢な公共建築、教会建築などの13〜18世紀の建造物が非常に良好な状態で残されており、それが世界遺産に登録される要因となった。


外部リンク

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