チベットノロバ西蔵野驢馬Equus kiang)とは、ロバの一種。キャンチベットロバ(西蔵驢馬)とも呼ばれる。

チベットノロバ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 奇蹄目 Perissodactyla
: ウマ科 Equidae
: ウマ属 Equus
亜属 : ロバ亜属 Asinus
: チベットノロバ E. kiang
学名
Equus kiang
Moorcroft, 1841
和名
チベットノロバ
英名
Kiang
生息域

特徴

編集

野生のロバでは最大で、肩高は平均140cm、体長は182-214cm、尾長は32ー45cm。性的二形はわずかで、オスの体重は350-400kg、メスの体重は250-300kg。頭は大きく、鼻筋は鈍く、凸状の鼻を持つ。たてがみは直立し比較的短い。毛は豊かな栗色で、冬は濃い茶色になり、夏の終わりには滑らかな赤味がかった茶色となる(その時に綿状の毛が抜ける)。夏毛は1.5cm、冬毛はその倍の長さである。脚、腹部、鼻づらの端、耳の内側は全て白色である。濃いチョコレート色の幅広の縞が、背側をたてがみから尾端まで伸びており、尾端は黒褐色の毛房になっている[1]

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ St-Louis, A.; Côté, S. (2009). “Equus kiang (Perissodactyla: Equidae)”. Mammalian Species 835: 1–11. doi:10.1644/835.1. 
  NODES