ヒバリ科
ヒバリ科(ヒバリか、Alaudidae)は、鳥綱スズメ目に属する科。模式属はヒバリ属。
ヒバリ科 | ||||||||||||||||||||||||
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ヒバリ Alauda arvensis
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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タイプ属 | ||||||||||||||||||||||||
ヒバリ属 Alauda | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Lark |
分布
編集アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸北西部、ユーラシア大陸、インドネシア、オーストラリア、スリランカ、日本、マダガスカル
形態
編集上面が褐色の羽毛で覆われる種が多い。
後肢や趾は長く、趾には長く鋭い爪が生える。
分類
編集- Alaemon alaudipes ハシナガヒバリ Bifasciated lark - など
- Alauda arvensis ヒバリ Eurasian skylark(亜種ヒバリを独立種とする説もあり)
- Alauda gulgula タイワンヒバリ Oriental skylark
- Alauda razae ラザコヒバリ Razo lark
- Calandrella cheleensis コヒバリ Asian short-toed lark
- Calandrella cinerea ヒメコウテンシ Red-capped lark - など
- Eremopterix leucopareia スズメヒバリ Fischer's finch-lark
- Eremopterix verticalis シロエリスズメヒバリ Grey-backed sparrow-lark - など
- Eremophila alpestris ハマヒバリ Horned lark - など
- Galerida cristata カンムリヒバリ Crested lark - など
- Heteromirafra archeri アーチャニセヤブヒバリ Archer's lark
- Heteromirafra ruddi ニセヤブヒバリ Rudd's lark
- Heteromirafra sidamoensis シダモニセヤブヒバリ Sidamo lark
モリヒバリ属 Lullula
- Melanocorypha bimaculata クビワコウテンシ Bimaculated Lark
- Melanocorypha calandra クロエリコウテンシ Calandra lark
- Melanocorypha mongolica コウテンシ Mongolian lark - など
- Mirafra africanoides カレハヤブヒバリ Fawn-colored lark
- Mirafra ashi ソマリアヒバリ Ash's lark
- Mirafra degodiensis デゴディヒバリ Degodi lark
- Mirafra gilletti ミズベヤブヒバリ
- Mirafra javanica ヤブヒバリ Shinging bush lark - など
ハシブトヒバリ属 Ramphocoris
- Ramphocoris clotbey ハシブトヒバリ Thick-billed lark
- Spizocorys conirostris ベニハシシトドコヒバリ
- Spizocorys fringillaris タンビコヒバリ Botha's lark - など
生態
編集草原や砂漠に生息する。縄張りを形成して生活する。危険を感じると茂みなどへ走って逃げ込むことが多い。
食性は植物食傾向の強い雑食で、主に種子を食べるが昆虫なども食べる。孵化直後の雛には昆虫を与えるが、ある程度成長すると植物質も与える。
繁殖形態は卵生。オスは縄張り内を飛翔しながら囀りを行う。主に地表に植物の葉を組み合わせたお椀状の巣を作り、1回に2-6個の卵を産む。
人間との関係
編集開発や放牧による生息地の破壊などにより生息数が減少している種もいる。
画像
編集-
ハシナガヒバリ
A. alaudipes -
ハマヒバリ
E. alpestris -
カンムリヒバリ
G. cristata -
モリヒバリ
L. arborea -
ヤブヒバリ
M. javanica
参考文献
編集- 安部直哉 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』、山と渓谷社、2008年、264、274、276頁。
- 五百沢日丸 『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』、文一総合出版、2004年、126-130頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社、2000年、100-102、190-192頁。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科9 鳥III』、平凡社、1986年、36-38頁。
- 高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、日本野鳥の会、2007年、216-217頁。
- 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、55頁。
- 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、400-405頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、83、128頁。