プトラジャヤ

マレーシアの都市

プトラジャヤ(Putrajaya)は、マレーシアの行政新首都として開発中の連邦直轄領首都クアラルンプールの南方約25kmに位置する。人口はおよそ12万人(2022年推計)で、ほとんどが政府機関で働く職員とその家族である。

プトラジャヤ

Putrajaya

ڤوتراجاي
布城
புத்ராஜெயா
Wilayah Persekutuan Putrajaya
スリ・グミラン・ブリッジとプトラジャヤ
プトラジャヤの旗
プトラジャヤの公式印章
印章
標語: 
Bandar raya Taman, Bandar raya Bestari
プトラジャヤの位置(マレー半島内)
プトラジャヤ
プトラジャヤ
座標: 北緯2度55分00秒 東経101度40分00秒 / 北緯2.91667度 東経101.66667度 / 2.91667; 101.66667
マレーシアの旗 マレーシア
成立 1995年10月19日
連邦直轄領 2001年2月1日
政府
 • 管轄 プトラジャヤ開発公社
 • Pengerusi Hasim Ismail
面積
 • 合計 49 km2
人口
(2022年[1]
 • 合計 120,300人
 • 密度 2,500人/km2
等時帯 UTC+8 (MST)
Mean solar time UTC+06:46:40
ウェブサイト http://www.ppj.gov.my/

第4代首相マハティールの提唱により、1990年代半ばから開発が着手された。首都機能のプトラジャヤへの移転はあるものの、マレーシアの首都はクアラルンプールのままであり、国会もクアラルンプールにある。

市名のプトラジャヤは初代首相のトゥンク・アブドゥル・ラーマン(Tunku Abdul Rahman Putra)にちなんでいる。putraサンスクリット語由来のマレー語で「王子」を意味し、jayaは「勝利」を意味している。なお、中国語では布城と表記される(読みはブーチェン)。

概要

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1980年代、過密化が進むクアラルンプールから行政機構を移転させる構想が第4代首相のマハティールによって発表された。新しい首都はクアラルンプールとクアラルンプール国際空港の間に建設するのが望ましいと提案され、1990年代中期にスランゴール州との交渉に入った。その結果、連邦政府はスランゴール州から46km²の土地を購入した。 新首都はBandar raya Taman, Bandar raya Bestari(ガーデンシティ・インテリジェントシティ)をテーマに設計され、都市の38%を緑地として保存するように計画された。プトラジャヤの建設はマレーシア最大の国家プロジェクトとして、マレーシアの建設会社の手によって1995年8月に始まった。建設費は81億米ドルを見込んだ。1997年アジア通貨危機によって工事は遅れ、1999年に首相官邸の機能の一部がプトラジャヤに移転を開始、2001年2月にはクアラルンプールとラブアンに次いでマレーシアで3番目の連邦直轄領となった。

2002年KLIAトランジットという高速鉄道がセパン市のクアラ・ルンプール国際空港やクアラルンプールのクアラルンプール・セントラル駅とプトラジャヤとの間に完成した。計画されていたプトラジャヤ・モノレールは費用の面で建設が中止された。

プトラジャヤのパノラマ
中央の球形屋根の建物がプトラ・モスク (Putra Mosque) 、左側の建物が首相官邸、丘の上に点在する赤い屋根の建物が住居棟

脚注

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出典

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  1. ^ Malaysia/States & Federal Territories”. Citypopulation.de (2022年9月20日). 2022年11月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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政府
  NODES
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