ロベレ将軍』(ロベレしょうぐん、原題:Il generale Della Rovere)は、1959年にイタリアで製作・公開されたモノクロ映画である。同年9月ヴェネツィア国際映画祭において上映され、金獅子賞を受賞した。原作は実話に基づいたインドロ・モンタネッリの小説。

ロベレ将軍
Il generale Della Rovere
ヴィットリオ・デ・シーカ
監督 ロベルト・ロッセリーニ
脚本 セルジオ・アミデイ
ディエゴ・ファッブリ
ロベルト・ロッセリーニ
インドロ・モンタネッリ
原作 インドロ・モンタネッリ
製作総指揮 モリス・エルガス
出演者 ヴィットリオ・デ・シーカ
ハンネス・メッセマー
音楽 レンツォ・ロッセリーニ
撮影 カルロ・カルリーニ
編集 セザーレ・カヴァーニャ
アンナ・マリア・モンタナーリ
製作会社 ゼブラ・フィルム
Société Nouvelle des Établissements Gaumont (SNEG)
配給 フランスの旗 Les Acacias
日本の旗 イタリフィルム
公開 イタリアの旗 1959年10月7日
フランスの旗 1959年11月11日
日本の旗 1960年3月22日
上映時間 132分
製作国 イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
言語 イタリア語
ドイツ語
フランス語
ヘブライ語
英語
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ストーリー

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1943年シチリアを占領されたイタリア政府は、連合軍に無条件降伏したが、北イタリアではナチス・ドイツが、失脚したムッソリーニを首班に傀儡政権を打ち立て、戦争を続行していた。各都市で抵抗運動が起こるなか、ジェノヴァではファブリッツィオ率いるパルチザンのもとに北アフリカからレジスタンスの指導者ロベレ将軍が送り込まれようとしていた。

エマニュエーレ・バルドーネは男前で押し出しがよいが、誤ってゲシュタポに逮捕された男たちの家族から釈放を交渉してやろうと持ちかけて金をせしめては、賭博に時を過ごすペテン師である。しかし、ついには悪事がばれ、逮捕される。ちょうどその頃ゲシュタポのミュラー大佐は一斉検挙した運動家のなかにファブリッツィオがいるとにらみ、刑務所にスパイを潜り込ませてリーダーを特定しようとしていた。たまたまそのとき上陸直後のロベレ将軍が射殺された。そこで捕まったばかりのバルドーネに目をつけ、無罪放免と引き換えに、将軍に成り済ましてミラノの刑務所にスパイとして入り込むことを承諾させる。

獄内で接触をとって来た受刑者がバルドーネのミスから拷問を受けるが、それでも口を割らずに死んで行く。またロベレ将軍の夫人からは愛情と敬意に満ちた手紙を受取る。こうして将軍をめぐる人たちの勇気と忠誠心を目撃するうちに、バルドーネは心中に愛国心がわき起こってくるのを感じ始める。そして最後まで将軍を演じ続けることに心を決し、夫人宛てに「死を前に思うのは君のことだ。イタリア万歳」とのメモを託して、自ら銃殺場へと赴く。 

キャスト

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ハンネス・メッセマー(左)とデ・シーカ

トリビア

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主人公バルドーネ役には当初、リノ・ヴァンチュラが予定されていた[1]

参考文献

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  1. ^ Il generale della Rovere (1959) - Trivia” (英語). IMDb. 2013年4月3日閲覧。

外部リンク

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  NODES
Note 1