ヴェルダン
フランスのコミューン
ヴェルダン(フランス語: Verdun)は、フランスの北東部、ロレーヌ地方ムーズ県の都市である。ムーズ川(マース川)の沿岸にあって要塞都市を形成しており、長きに亘ってドイツとの係争の対象となった。ヴェルダン・シュル・ムーズ(フランス語: Verdun-sur-Meuse)とも言われ、人口は25,000人である。
Verdun | |
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行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | グラン・テスト地域圏 |
県 (département) | ムーズ県 |
郡 (arrondissement) |
ヴェルダン郡 (郡庁所在地) |
小郡 (canton) | 3小郡庁所在地 |
INSEEコード | 55545 |
郵便番号 | 55100 |
市長(任期) |
アルセーヌ・リュクス (2008年 - 2014年) |
自治体間連合 (fr) | Communauté de communes de Verdun |
人口動態 | |
人口 |
19 147人 (2007年) |
人口密度 | 617人/km2 |
地理 | |
座標 | 北緯49度09分39秒 東経5度23分18秒 / 北緯49.160800度 東経5.388422度座標: 北緯49度09分39秒 東経5度23分18秒 / 北緯49.160800度 東経5.388422度 |
標高 |
最低:194 m 最高:330 m |
面積 | 31,03km2 (3 103ha) |
なお、起源は古代ローマ時代のガリアの町ウェロドゥヌム(ラテン語: Verodunum[1])であり、メス-ランスを結ぶ街道と、地中海-北海を結ぶ水路の交点に当たる為、この時代から古代ローマの要地とされた。
歴史
編集- 4世紀 - ヴェルダンに司教座が置かれる。
- 843年 - フランク王国を3分割するヴェルダン条約がここで結ばれた。
- 10世紀ごろ - オットー1世以降、ドイツ領となる。メッツ(Metz)、トゥール(Toul)と共に3司教領(Trois-Évêchés)を形成。
- 11 - 12世紀 - ヴェルダンに大聖堂が建設される。
- 1552年 - フランス王アンリ2世により占領される。
- 1648年 - ヴェストファーレン条約(Westfälischer Friede)でフランス領となる。
- 1792年 - プロイセン軍の侵攻を受け、数日間の戦闘を経て陥落(降伏)。
- 1916年 - 第一次世界大戦のヴェルダンの戦いの舞台になった。
- 1940年 - ドイツ軍の侵攻を受け、要塞陥落。
脚注
編集出典
編集- ^ "VERODUNUM definition and meaning". Collins English Dictionary (英語). 2024年8月26日閲覧。
参考文献
編集- 『大日本百科事典』第16巻(ふり-まよ)(1975年2月20日、小学館、第2版13刷)