加藤徹
加藤 徹(かとう とおる、1963年[注 1] - )は、日本の中国文学者、小説家。明治大学法学部教授。小説家としての筆名は嘉藤 徹(読み同じ)。
経歴
編集東京都北区赤羽生まれ。千葉県柏市豊四季台団地と千葉市稲毛に育つ。千葉大学教育学部附属中学校から開成高等学校を経て、1987年東京大学文学部中国文学科卒業。1993年、東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。 1990年から一年間北京大学に学ぶ。
広島大学総合科学部専任講師(1993年)、同助教授(1997年、2006年からは同大学院総合科学研究科)、明治大学法学部助教授(2006年10月)、同准教授(2007年)を経て、2007年10月より明治大学教授。
北京風雷京劇団東京公演実行委員会顧問。2008年11月5日号の日本中国友好協会非主流派ホームページにおいて紹介される[2]。
受賞
編集- 2004年 - 『京劇』でサントリー学芸賞受賞。
著書
編集- 『京劇 「政治の国」の俳優群像』 (中央公論新社〈中公叢書〉、2004年) ISBN 978-4120032240
- 『西太后 大清帝国最後の光芒』(中公新書、2005年) ISBN 978-4121018120
- 『漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?』(光文社新書、2006年) ISBN 978-4334033422
- 『貝と羊の中国人』(新潮新書、2006年) ISBN 978-4106101694
- 『漢文力』(中央公論新社、2004年、中公文庫、2007年) ISBN 978-4122049024
- 『怪力乱神』(中央公論新社、2007年)
- 『怪の漢文力 中国古典の想像力』(中公文庫、2010年)
- 『梅蘭芳 世界を虜にした男』(ビジネス社、2009年)ISBN 978-4828414867
- 『絵でよむ漢文』(朝日出版社、2010年、新版2013年)ISBN 978-4255007045
- 『中国古典からの発想 漢文・京劇・中国人』(中央公論新社、2010年)ISBN 978-4120041488
- 『本当は危ない「論語」』(NHK出版新書、2011年)
- 『中国人の腹のうち』(廣済堂新書、2011年)
- 『白文攻略 漢文法ひとり学び』り白水社、2013年)
共著
編集小説
編集- 嘉藤徹『倭の風 小説「卑弥呼」後伝』(PHP研究所、1996年、中公文庫、2013年)、後者は「加藤徹」名義
- 嘉藤徹『小説 封神演義』(PHP文庫、2000年) ISBN 978-4569574257
メディア出演
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “お誕生日はいつですか?”. Peing -質問箱- (2019年10月8日). 2021年2月28日閲覧。
- ^ 私と中国〈769〉[リンク切れ]
- ^ “「明清楽惠月社 Presents 明清楽のススメ」”. DOMMUNE. (2018年9月12日) 2021年7月30日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 加藤徹 KATO,Toru (Japan)(本人のサイト)
- 加藤 徹 - 明治大学
- 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) - X(旧Twitter)