平成22年台風第2号(へいせい22ねんたいふうだい2ごう、アジア名:Conson)は、2010年7月に発生した台風フィリピンルソン島中国海南島などに被害を与えた。

台風第2号(Conson)
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ルソン島に接近する台風第2号
ルソン島に接近する台風第2号
発生期間 2010年7月12日9:00
- 7月18日 9:00
寿命 6日0時間
最低気圧 970hPa
最大風速
(日気象庁解析)
35m/s (70kt)
最大風速
米海軍解析)
75kt
被害総額 -
死傷者数 死者106人・行方不明者73人
被害地域 フィリピン中国
プロジェクト : 気象と気候災害
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概要

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進路図

7月12日9時、フィリピンの東海上にあった熱帯低気圧が台風2号となり、アジア名「コンソン(Conson・崑山)」と命名された。命名国はベトナムで、歴史的な観光地の名前に由来する。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「バスヤン(Basyang)」と命名した。気象庁の予報では、台風はこの後西北西に進んで、フィリピンのルソン島北部に上陸するはずだったが[1]太平洋高気圧の張り出しが強まったためほぼ真西に進み、7月13日18時に中心気圧980hPa、最大風速30m/sでルソン島中部に上陸して、死者23名・行方不明者77名の被害を与えて7月14日0時に南シナ海へ抜けた。台風はその後も発達しながら南シナ海を北西に進み、7月16日から17日にかけて中国の海南島に強い勢力で接近し被害を与えた。その後はトンキン湾を北上し、7月17日15時に中心気圧985hPa、最大風速25m/sでベトナム北部に再上陸し、7月18日9時に熱帯低気圧に変わった。

被害

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脚注

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  1. ^ デジタル台風:2010年台風2号(コンソン|CONSON)”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年5月22日閲覧。

外部リンク

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