津山町 (岡山県)
日本の岡山県苫田郡にあった町
津山町(つやまちょう)は、岡山県苫田郡にあった町。現在の津山市の中心部にあたる地域であるが、津山駅からは少し離れている。
つやまちょう 津山町 | |
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廃止日 | 1929年2月11日 |
廃止理由 |
新設合併 苫田郡津山町、津山東町 、院庄村、西苫田村、二宮村、久米郡福岡村 → 津山市 |
現在の自治体 | 津山市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中国地方(山陽地方) |
都道府県 | 岡山県 |
郡 | 苫田郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
隣接自治体 | 苫田郡津山東町、西苫田村、久米郡佐良山村、福岡村 |
津山町役場 | |
所在地 |
岡山県苫田郡津山町 |
座標 | 北緯35度03分50秒 東経134度00分15秒 / 北緯35.06386度 東経134.00425度座標: 北緯35度03分50秒 東経134度00分15秒 / 北緯35.06386度 東経134.00425度 |
ウィキプロジェクト |
町制時は、現在の津山市大手町、桶屋町、鍛治町、上紺屋町、茅町、河原町、北町、京町、小性町、細工町、材木町、堺町、山下、下紺屋町、城代町、新魚町、新茅町、新職人町、船頭町、田町、椿高下、坪井町、鉄砲町、戸川町、二階町、西今町、西寺町、吹屋町、福渡町、伏見町、本町二丁目、本町三丁目、南新座、美濃町、宮脇町、元魚町、安岡町に当たり、廃止時点では旧・東南条郡津山東町の範囲も含む。
1914年、美濃職人町が美濃町と改称。町制廃止後の1952年、二丁目・三丁目が本町二丁目、本町三丁目と改称し、1971年には山下の一部が大手町となる。
ここでは津山東町を除いた津山町を中心とした現在の5つの地区についても扱う。
沿革
編集- 1889年6月1日 - 町村制施行に伴い、津山城下町の内、宮川以西の桶屋町、鍛治町、上紺屋町、茅町、河原町、北町、京町、小性町、細工町、材木町、堺町、山下、下紺屋町、城代町、新魚町、新茅町、新職人町、船頭町、田町、椿高下、坪井町、鉄砲町、戸川町、二階町、西今町、西寺町、吹屋町、福渡町、伏見町、二丁目、三丁目、南新座、美濃職人町、宮脇町、元魚町、安岡町が合併、西北条郡津山町となる。三丁目に役場を置く。
- 1900年4月1日 -東南条郡津山東町を編入すると共に 西北条郡が西西条郡、東南条郡、東北条郡と合併し、苫田郡となり、苫田郡津山町となる。
- 1923年4月1日 - 苫田郡林田村が町制・改称、津山東町となる。
- 1929年2月11日 - 苫田郡津山東町、院庄村、西苫田村、二宮村、久米郡福岡村と合併・市制により、津山市となる。
地名の読み方
編集旧・東南条郡津山東町の範囲を除く。多くについている町は「まち」と読むものと「ちょう」と読むものが混在。大半は「まち」と読む。現存の地名については各地名記事参照。廃止地名に関しては以下の通り。
- 二丁目(にちょうめ)
- 三丁目(さんちょうめ)
- 美濃職人町(みのしょくにんまち)
地区
編集旧・東南条郡津山東町の範囲を除いた旧・津山町の範囲は現在5つの地区に分かれる。城西地区には旧・西苫田村の小田中が含まれる。
- 学区
- 中央地区 - 小学区は堺町・二階町が東小学区、その他は北小学区。同様に中学区は堺町・二階町が北陵中学区、その他は鶴山中学区
- 鶴城地区 - 県道68号を挟み西部は西小学区、東部(鍛治町・下紺屋町)は北小学区。ただし南新座に関しては南部はすべて南小学区。中学校は鶴山中学区。
- 城北地区 - 小学校は位置により東小学区・北小学区・西小学区に分かれる。中学校は東小学区は北陵中学区、北小学区、西小学区は鶴山中学区。
- 城南地区 - 小学区は新魚町・吹屋町が南小学区、その他は東小学区。同様に中学区は新魚町・吹屋町が鶴山中学区、その他は北陵中学区。
- 城西地区 - 小学校は西小学区。ただし小田中の一部は北小学区。中学校は津山西中学区。ただし小田中の一部(北小学区の小田中全域と西小学区の小田中の一部)は鶴山中学区。
隣接地区
編集- 中央地区 - 津山市鶴城地区、津山市城北地区、津山市城南地区
- 鶴城地区 - 津山市中央地区、津山市城北地区、津山市城西地区、津山市福岡地区
- 城北地区 - 津山市中央地区、津山市鶴城地区、津山市城東地区、津山市城南地区、津山市城西地区、津山市西苫田地区、津山市東津山地区
- 城南地区 - 津山市鶴城地区、津山市城北地区、津山市城東地区、津山市福岡地区
- 城西地区 - 津山市鶴城地区、津山市城北地区、津山市佐良山地区、津山市田邑地区、津山市西苫田地区、津山市二宮地区、津山市福岡地区
地区の地名
編集- 中央地区 - 堺町、新職人町、戸川町、二階町、二丁目、三丁目、美濃町(美濃職人町)、元魚町
- 鶴城地区 - 桶屋町、鍛治町、上紺屋町、細工町、下紺屋町、坪井町、福渡町、南新座、宮脇町
- 城北地区 - 山下、北町、城代町、田町、椿高下
- 城南地区 - 河原町、京町、小性町、材木町、新魚町、船頭町、吹屋町、伏見町
- 城西地区 - 小田中、茅町、新茅町、鉄砲町、西今町、西寺町、安岡町
人口
編集8527人(2019年1月1日現在。住民基本台帳による。津山市調べ)。地区別の人口は以下の通り。
- 中央地区:400人
- 鶴城地区:907人
- 城北地区:1917人
- 城南地区:679人
- 城西地区:4624人
城西地区が多いが、城西地区の内、旧・城下町でない小田中が3618人と城西地区の大半を占める。
その他の地名ごとの人口については各地名記事参照。
教育
編集保育園
編集- 城北地区
- 津山保育園
- 田町保育園
学校
編集- 城北地区
- 岡山県津山中学校(現・岡山県立津山中学校・高等学校)
公的機関
編集- 城北地区
- 津山簡易裁判所
- 美作保健所
交通
編集鉄道
編集5地区内を走る鉄道及びその駅なし。
道路
編集廃止当時は未完成。5地区内を走る高速道路なし。
国道
編集- 城南地区
県道
編集- 主要地方道
- 岡山県道68号津山加茂線(城西・城南地区を除く)
- 一般県道
- 岡山県道394号大篠津山停車場線(城北・城南地区)
- 岡山県道452号小原船頭線(城北・城南地区)
河川・山岳
編集河川
編集- 吉井川(城南・城西地区)
- 宮川(城北・城南地区)
- 藺田川(中央・城南地区を除く)
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集名所・旧跡
編集- 城北地区
祭事
編集- 津山まつり(10月第3・第4週末)
- 津山さくらまつり(4月1日 - 15日)
寺院・神社
編集寺院
編集神社
編集参考文献
編集- 和泉橋警察署 『新旧対照市町村一覧』第2冊(東京:加藤孫次郎、1889(明22))
- 地名編纂委員会 『角川日本地名大辞典33 岡山県』(角川学芸出版、1989、ISBN 4040013301)