紀元前160年
年
紀元前160年(きげんぜん160ねん)は、ローマ暦の年である。
世紀 | 前3世紀 - 前2世紀 - 前1世紀 |
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十年紀 |
前180年代 前170年代 前160年代 前150年代 前140年代 |
年 |
前163年 前162年 前161年 紀元前160年 前159年 前158年 前157年 |
他の紀年法
編集できごと
編集セレウコス朝
編集- セレウコス朝の王デメトリオス1世は、帝国の東方での軍事行動に当たって、将軍のバッキデスを西方の統治に当たらせた。
- ユダヤの大祭司アルキモスからの支援の要求に対し、セレウコス朝の将軍バッキデスはこの独立王国を再征服するため、ユダヤに軍を進めた。バッキデスはガリラヤで大虐殺を行った後、すぐにユダヤとの戦闘を行った。彼はすぐにエルサレムに進行して街を包囲し、マカバイのリーダーであるユダ・マカバイを罠にかけた。しかしユダと彼の支持者の多くはなんとか包囲を抜け出した。
- ユダ・マカバイと彼の多くの支持者は再度軍備を整え、今日のラマッラー近郊で行われたエラサの戦いでセレウコス朝の軍と対峙した。
- ユダ・マカバイは弟のヨナタンに指導者の地位を引き継いだ。
- デメトリオス1世は反乱軍の将軍ティマルコスを破って殺害し、ローマ元老院からセレウコス朝の王として認知された。デメトリオスは、彼らをティマルコスの暴政から救ったことで、「救世主」という意味のソテルという添え名をバビロニアから与えられた。
- パルティア王ミトラダテス1世はティマルコスの死後、セレウコス朝からメディア王国を奪った。
バクトリア
編集- バクトリア王エウクラティデス1世は、王国の西部に侵攻した際、インド・グリーク朝の王アポロドトス1世を殺害したと考えられている。
アルメニア
編集- アルタウァスデス1世は父のアルタクセス1世からアルメニアの王位を引き継いだ。
ローマ帝国
編集- ローマの劇作家プビリウス・テレンティウス・アフェルの戯曲『兄弟(Adelphoe)』が将軍ルキウス・アエミリウス・パウルス・マケドニクスの葬儀で初演された。
誕生
編集→「Category:紀元前160年生」も参照
- ユグルタ - ヌミディア王(紀元前104年没)
- ビテュニアのテオドシオス - ギリシアの天文学者、数学者(紀元前100年没)
死去
編集→「Category:紀元前160年没」も参照
- ガイウス・ラエリウス - ローマの将軍、政治家
- ルキウス・アエミリウス・パウルス・マケドニクス - ローマの執政官(紀元前229年生)
- アルタクセス1世 - アルメニア王
- アポロドトス1世 - インド・グリーク朝の王
- ユダ・マカバイ - ユダヤ人の祭司マタティアの三男
- ティマルコス - セレウコス朝の貴族
脚注
編集注釈
出典