閉所恐怖症
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閉所恐怖症(へいしょきょうふしょう、英語: Claustrophobia)は、恐怖症の一種。閉ざされた狭い空間・場所にいることに極度の恐怖を感じる症状のことである。
閉所恐怖症 | |
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概要 | |
診療科 | 精神医学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | F40.2 |
ICD-9-CM | 300.29 |
狭い空間・場所に対して過敏な反応を見せる恐怖症は他にも存在する。これらの症状は混同されがちだが、閉所恐怖症の場合「閉塞感」によって引き起こされることが多い。
治療法については、「閉所恐怖症#治療」を参照。
症例
編集治療
編集治療法としては、認知行動療法と系統的脱感作法の併用が有効であった事例がある[4]。認知行動療法を通して認知面へのアプローチをあらかじめ行っておくことにより、系統的脱感作法をスムーズに導入することができる[4]。
系統的脱感作法では、リラクゼーションの技法を身につけるためのサポートと並行して、比較的弱い不安を感じる空間・場所から、強い不安を感じる空間・場所まで、段階的に身を置くこと(エクスポージャー)を支援する。そして、「そのような空間・場所に身を置いても何も危険なことは起こらず、今まで避けていた空間・場所は安全なところだった」「そのような空間・場所に身を置いていても、時間が経過するとともに、徐々に不安感が減少していく」ということに気づけるようサポートする[5]。
脚注
編集- ^ 比野平恭之、湯本英二、貞本晶子 ほか、鼻内法による吹き抜け骨折整復術 頭頸部外科 2000年 10巻 1号 p.71-77, doi:10.5106/jjshns.10.71
- ^ 石川順英、森岡広嗣、西平友彦 ほか、卵巣腫瘍と術前診断された特発性腸間膜血腫の1例 日本臨床外科学会雑誌 2013年 74巻 6号 p.1552-1556, doi:10.3919/jjsa.74.1552
- ^ 【中日】ルナ、右ひじ痛で抹消へ MRI恐怖症で検査を拒否、スポーツ報知 2014年7月15日 [リンク切れ]
- ^ a b 勝田吉彰、新門弘人、谷平直、渡辺昌祐 (1995). 認知行動療法と行動療法の併用が有効であった空間恐怖, 閉所恐怖を伴うパニック障害の1例 心身医学 第17回日本心身医学会中国・四国地方会演題抄録 1995年 35巻 1号 p.79-, doi:10.15064/jjpm.35.1_79_1
- ^ 『認知行動療法事典』丸善出版、2019年、257頁。