高蔵寺 (木更津市)

千葉県木更津市にある真言宗豊山派の寺院

高蔵寺(こうぞうじ)は、千葉県木更津市にある真言宗豊山派の寺院。山号は平野山(へいやさん)。本尊は聖観世音菩薩であり、坂東三十三観音第30番札所である。通称は高倉観音(たかくらかんのん)。

高蔵寺
観音堂(2014年11月撮影)
観音堂
所在地 千葉県木更津市矢那1245
位置 北緯35度20分19.7秒 東経139度59分40秒 / 北緯35.338806度 東経139.99444度 / 35.338806; 139.99444座標: 北緯35度20分19.7秒 東経139度59分40秒 / 北緯35.338806度 東経139.99444度 / 35.338806; 139.99444
山号 平野山(へいやさん)
宗派 真言宗豊山派
本尊 聖観世音菩薩
創建年 伝・用明天皇治世(585年587年
開基 伝・徳義
別称 高倉観音
札所等 坂東三十三観音第30番
法人番号 2040005007984 ウィキデータを編集
高蔵寺の位置(千葉県内)
高蔵寺
高蔵寺
高蔵寺 (千葉県)
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本尊真言:おん あろりきゃ そわか

ご詠歌:はるばると登りて拝む高倉や 富士にうつろう阿娑婆(あさば)なるらん

由緒

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用明天皇の代(585年587年)に徳義が小像の観音菩薩を感得して寺を建立したという。この観音像は、行基が刻んだ観音像に納められているという。

藤原鎌足伝説

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藤原鎌足

昔、矢納郷の有力者だった猪野長官という人物が、40歳あまりになっても子宝に恵まれず、ここの観音に願いをかけたところ、一女を授かった。この娘は予与観と名付けられ、成長したが、この娘もまた良縁がなく嘆いていた。彼女は自分が生を享けたいきさつを父から聞かされ、自分もこの観音にすがったところ、「鹿嶋に行って、日天を拝みなさい」との夢告があり、男子を授かった。これが「鎌子」、後の藤原鎌足であると言われている。

鎌足はその後、この観音を深く崇拝し、七間四面の本堂や阿弥陀堂、三重塔、鐘楼などを建立した。

境内には、大化の改新後の650年7月に鎌足が腰を下ろして休息したと言われる腰掛石がある。また、鎌足が着替えをして衣服を杖にかけたがそのまま杖が忘れられ、その杖が根付いて桜の花をつけたのが鎌足桜だと言われている。

伽藍

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  • 山門
  • 観音堂(本堂)
  • 鐘楼 など

文化財

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山門(2006年12月31日撮影)
市指定文化財[1]
  • 本堂
  • 山門
  • 鐘楼

所在地

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  • 千葉県木更津市矢那1245

前後の札所

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坂東三十三観音
29 千葉寺 -- 30 高蔵寺 -- 31 笠森寺

脚注

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  1. ^ 木更津市ホームページ(木更津市内指定等文化財一覧表)

外部リンク

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