KADOKAWA Game Linkage
KADOKAWAグループのeスポーツ事業を主業務とする企業
(Gzブレインから転送)
株式会社KADOKAWA Game Linkage(カドカワ ゲーム リンケージ)は、情報誌の出版、Webメディアの運営といったゲームメディア事業、プロゲーマーチームのマネジメントやゲームイベントの企画・プロデュースを中心としたeスポーツ事業を主業務とする日本の企業。株式会社KADOKAWAの完全子会社。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | KGL |
本社所在地 |
日本 〒112-0014 東京都文京区関口1丁目20番10号 |
設立 | 2017年7月3日(株式会社Gzブレイン) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4010001184688 |
事業内容 | 出版、映像配信・制作、ネットワーク・エンターテイメント・サービス及びコンテンツの企画・開発・運営、イベント企画・運営、ゲームマーケティング、eスポーツマネジメント等 |
代表者 | 代表取締役社長 豊島秀介[1] |
資本金 | 100百万円 |
売上高 |
57億36百万円 (2021年3月期)[2] |
営業利益 |
10億58百万円 (2021年3月期)[2] |
経常利益 |
10億59百万円 (2021年3月期)[2] |
純利益 |
2億5,616万3,000円 (2024年3月期)[3] |
純資産 |
24億7,747万7,000円 (2024年3月期)[3] |
総資産 |
38億8,090万8,000円 (2024年3月期)[3] |
主要株主 | KADOKAWA 100% |
関係する人物 |
|
外部リンク | https://kadokawagamelinkage.jp/ |
概要
編集KADOKAWAとドワンゴの経営統合の一環として、両社のゲーム情報のリソースを2015年4月にKADOKAWA・DWANGO(現・株式会社KADOKAWA)に「ゲーム情報ポータル事業」として集約、事業持株会社内で運営してきたが、カドカワ設立以後、Webサービス領域ではエンタテインメント業界を中心に様々なサービスが現れ、出版領域や映像・ゲーム領域等でも急激に進むネット化やメディアの多様化など大きな変化が続いている。こうした環境変化に対応し、企業価値を向上するため、2017年7月3日にカドカワ株式会社(現・株式会社KADOKAWA)から分社設立したのがGzブレインである[4][5]。
事業の中核としては『週刊ファミ通』や『ファミ通.com』に代表される自社のゲーム情報メディアやゲーム分野のマーケティング、グループ会社であるドワンゴの『niconico』で行われているゲーム実況を核にしたユーザーコミュニティがあり、これらのノウハウを活用している。このノウハウを元に『闘会議』などのeスポーツイベントを主催または協賛するほか、ゲーム実況者やeスポーツプレイヤーによるゲーム情報チャンネルを立ち上げるなどしている。
沿革
編集- 2017年
- 2018年
- 2月 - niconico、Gzブレイン、JeSUの共同主催で「JAEPO×闘会議2018」を開催[6]。
- 3月 - eスポーツ選手のマネジメント事業に参入し、プロゲーミングチーム「FAV gaming」を設立[7][8]。
- 2月9日 - eスポーツ総合情報メディア「ファミ通AppVS」を開設[9]。
- 4月27日 - ゲームコンテンツに特化した常設型コラボカフェ「Gzカフェ」を池袋にてオープン[10]。
- 5月21日 - 資本金の額を4億円減少することを公告[11]。
- 6月11日 - プロゲーミングチーム「FAV gaming」に格闘ゲーム部門を新設[12]。
- 12月12日 - プロゲーミングチーム「FAV gaming」にレインボーシックス シージ部門を新設[13]。
- 2019年
- 1月18日 - eスポーツプラットフォームアプリ「ESPERNETWORK(エスパーネットワーク)」の配信を開始[14]。
- 1月 - Gzブレイン、niconico、日本アミューズメント産業協会、JeSUの共同主催で「JAEPO×闘会議×JeSU 2019」を開催[15]。
- 4月1日 - 会社分割によりカドカワ株式会社(現・株式会社KADOKAWA)の子会社から株式会社KADOKAWA(現・株式会社KADOKAWA KEY-PROCESS)の子会社となる[16]。
- 7月1日 - 会社分割により株式会社KADOKAWA(現・株式会社KADOKAWA KEY-PROCESS)の子会社からカドカワ株式会社(現・株式会社KADOKAWA)の子会社となる[17]。
- 7月1日 - 株式会社ドワンゴから電ファミニコゲーマーのゲーム攻略サイト事業「電ファミWiki」を取得。
- 10月1日 - 会社分割により株式会社KADOKAWAのIPクリエイション事業本部コミック&キャラクター局電撃ゲームメディア編集部のコミックコンテンツ編集課を除く一切の事業を承継し、株式会社KADOKAWA Game Linkageに商号変更。本店所在地も東京都中央区から文京区に移転[18]。
- 2020年
- 10月1日 - マーケティング本部にかかわる一切の業務を株式会社角川アスキー総合研究所に譲渡[19]。
- 2021年
- 10月1日 - 株式会社KADOKAWAから電子商取引サイト「エビテン(ebten)」の運営管理並びに「エビテン(ebten)」 で取り扱うゲーム関連商品の企画制作及び売買に係る一切の事業を譲受[2]。
メディア事業
編集出版事業
編集発売はKADOKAWA。
- 現在の出版物
- 週刊ファミ通(毎週木曜日発売)[20]
- B's-LOG(毎月20日発売)[21]
- 電撃Nintendo(偶数月21日発売)
- てれびげーむマガジン(偶数月1日発売)
- 別冊スペシャルてれびげーむマガジン(不定期)
- ファミ通App Android
- ぴこぷり
- これまでの出版物
- 電撃PlayStation
- オトメイトマガジン
- モンスターマガジン
Webメディア
編集動画・生放送
編集- ファミ通チャンネル[22]
- [英美里・美佑といっしょにグラブル!(グランブルファンタジー 加藤英美里・高木実佑 出演)]
- ファミ通App ※YouTubeチャンネル
- ファミ通App VS ※YouTubeチャンネル
- ぼくらのファミ通チャンネル[23] ※YouTubeチャンネル(ニコニコユーザーチャンネルは既に閉鎖)
- ファミ通ゲーマーズDXチャンネル[24]
- 今井麻美のSSGチャンネル[25]
- 青木瑠璃子のI have Controller[26]
- 中島由貴のふたりげーむ
- ファミ通presents ウマ娘研究会!
- 過去に提供
- 土岐隼一&広瀬淳のガルスコ[27]
- ユリコちゃんねる[28] ※現在は株式会社ドリーム・ネットワークス提供
- 闘.ch[29]
- オトメイトチャンネル[30]
- ファミ通Appニコ生部[22]
- ファミ通presents WUGちゃんねる![31]
- ゲーム実況天国 ※現在は株式会社シアン提供
- 原由実の○○放送局 大盛[32]
- 江口拓也・八代拓の『さんたく!!!』-3択バラエティ-[33]※リニューアル後はKADOKAWA提供
ゲームマーケティング事業
編集- 過去に提供
- f-ism.net(Famitsu Intelligence Strategic Marketing Net)[34] ※現在は株式会社角川アスキー総合研究所提供
- ファミ通ゲーム白書 ※現在は株式会社角川アスキー総合研究所提供
eスポーツ事業
編集イベント事業
編集プロゲーミングチームマネジメント
編集- FAV gaming(ファブゲーミング)[8]
- クラッシュ・ロワイヤル部門 - けんつめし他が所属。
- レインボー シックス シージ部門
- 格闘ゲーム部門
eスポーツプラットフォーム
編集- 過去に提供
- ESPERNETWORK[14]
その他事業
編集電子商取引サイト
編集- エビテン(ebten)
賞・コンテスト
編集- 過去に開催
ゲームコンテンツコラボカフェ
編集- 過去に運営
- Gzカフェ[10]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “新役員体制に関するお知らせ”. Gzブレイン. 2019年6月29日閲覧。
- ^ a b c d “会社分割(簡易吸収分割)に係る分割契約締結に関するお知らせ”. 株式会社プロネクサス. 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b c 株式会社KADOKAWA Game Linkage 第7期決算公告
- ^ a b “純粋持株会社体制への移行及び会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ”. マジカルポケット. 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b “連結子会社の商号決定に関するお知らせ”. マジカルポケット. 2019年5月22日閲覧。
- ^ ““JAEPO×闘会議2018”の来場者数は72425人! “闘会議2018”での賞金総額2815万円、プロライセンスも新たに15人に発行”. ファミ通.com. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “『クラロワ』のプロ選手になるチャンス到来!“クラロワリーグ”発足決定 リーグにはファミ通Appも参戦”. ファミ通App. 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b “ファミ通Appは“けんつめし選手”、“RAD選手”を獲得!プロチーム名もFAV gamingに決定”. ファミ通App. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “eスポーツ総合情報メディア「ファミ通AppVS」スタート!~eスポーツプレイヤーを応援! 対戦動画の配信も!~”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b “ゲーム系コラボカフェ「Gzカフェ」4/27オープン!第一弾は人気スマホゲーム「アズールレーン」コラボ!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “Gzブレインが減資 「ファミ通」や「B's-LOG」などのメディアや闘会議など手がける”. Social Game Info. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “Gzブレインのプロゲーミングチーム“FAV gaming”に「格闘ゲーム部門」を新設。”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “Gzブレインのプロゲーミングチーム“FAV gaming”「レインボーシックス シージ部門」を新設!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b “世界と繋がるeスポーツプラットフォームアプリ「ESPERNETWORK」をリリース!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “「JAEPO×闘会議×JeSU 2019」、会場来場者8万4,214人、ネット来場者459万4,715人を動員!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “特別損失の計上及び通期業績予想の修正、グループ経営体制刷新に伴う会社分割の実施、孫会社の異動、並びに代表取締役及び取締役の異動に関するお知らせ”. プロネクサス. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “会社分割(簡易吸収分割)の実施、商号変更及び定款一部変更、並びに代表取締役及び役員の異動に関するお知らせ”. プロネクサス. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “会社分割(簡易吸収分割)に係る分割契約締結に関するお知らせ”. プロネクサス. 2019年8月29日閲覧。
- ^ “吸収分割に関する事前開示書面(変更事項)”. 日本経済新聞社. 2021年8月26日閲覧。
- ^ 「ファミ通」、Gzブレイン、全国書誌番号:00103685、雑誌コード21881
- ^ 「B's log」、Gzブレイン、全国書誌番号:00120766、雑誌コード07651
- ^ a b “ファミ通によるニコニコ生放送配信チャンネル『ファミ通チャンネル』『ファミ通Appニコ生部』4月1日(金)より、月額会員向けサービスを開始!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “『てれびげーむマガジン』創刊10周年!!『てれびげーむマガジン January 2019』は12月1日(土)発売! そしてゲーム情報満載の生放送配信と公式SNSが本格スタート!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “鈴村健一、前野智昭による『ファミ通ゲーマーズDX~LEVEL8~』が2018年3月18日(日) に開催決定!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “声優・今井麻美によるバレンタインファン感謝祭イベントが開催! 会員限定のチケット先行発売は本日19時から!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “声優・青木瑠璃子による人気番組『青木瑠璃子のI have Controller』が初の単独イベントを開催! 会員限定のチケット先行発売は本日19時から!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “今注目の男性声優!「土岐隼一&広瀬淳のガルスコ」10/21に番組初の公開配信を実施!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “「生ユリコ 『鉄拳7』発売記念スペシャル!」 放送決定!”. カドカワ株式会社. 2019年5月26日閲覧。
- ^ “8月24日の“闘.ch”は『白猫TCG』の公式イベント“白猫TCGギルドパーティー in 東京”でケンちゃん&さあやが組み手イベントを実施!”. ファミ通.com. 2019年5月26日閲覧。
- ^ “オトメイトチャンネルからバレンタインプレゼント2018年2月17日(土)にイベント開催決定!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “人気声優ユニット・Wake Up, Girls!、4/22 チャンネル1周年記念リアルイベント開催決定!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “人気声優・原由実さんのバースデーイベント、2018年1月21日に開催決定!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “人気男性声優チャンネル“江口拓也・八代拓の『さんたく!!!』-3択バラエティ-”、初月会員費無料の「クリスマスキャンペーン」を実施!”. PR TIMES. 2019年5月22日閲覧。
- ^ “エンターブレイン、ゲームマーケティング情報サイト“f-ism.net”を開設”. ASCII.jp. 2019年5月26日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 株式会社KADOKAWA Game Linkage
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