MOON CHILD (映画)
『MOON CHILD』(ムーンチャイルド)は、2003年に松竹配給により公開された日本の近未来SF映画である。
MOON CHILD | |
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監督 | 瀬々敬久 |
脚本 |
瀬々敬久 井土紀州 Gackt |
原案 | Gackt[1][2] |
製作 |
平野隆 神野智 下田淳行 |
製作総指揮 |
児玉守弘 宮島秀司 |
出演者 |
HYDE Gackt ワン・リーホン |
音楽 | 安川午朗 |
撮影 | 柴主高秀 |
編集 | 大永昌弘 |
製作会社 |
東京放送 松竹 毎日新聞社 WOWOW 毎日放送 カルチュア・パブリッシャーズ スポーツニッポン新聞社 |
配給 | 松竹 |
公開 | 2003年4月19日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | 日本 |
言語 |
日本語 北京語 広東語 英語 |
独自の世界観を音楽で表現してきたGacktが、自ら原案のストーリーを映画化。L'Arc〜en〜Cielのボーカル、hydeと台湾のトップスター、ワン・リーホンをキャストに加えた。
後には本映画のアナザーサイドストーリーとなる「MOON CHILD 鎮魂歌【レクイエム】篇」(著者:Gackt)が角川書店より発刊された。
ストーリー
編集アジアの片隅にある移民都市マレッパ。日本は経済崩壊し多くの国民が移民となって海外に移住していた2014年。アジアの片隅にある移民都市マレッパにもそんな人々が流れ込み、この街は人種のるつぼと化し、欲望と暴力の支配する街となっていた。
日本人移民の少年・ショウ(Gackt)はトシ(山本太郎)や兄の信士(寺島進)とともに現地マフィアに絡まれるトラブルに遭うが、謎の人物・ケイ(HYDE)に助けられる。ケイは人血で生きるバンパイアだった。やがてショウとケイはマレッパでのし上がっていく。
ある時、地元組織の事務所に殴りこみに行ったショウとケイは、トシや同じように殴りこみに来た孫(ワン・リーホン)と共同戦線を張り、それをきっかけに四人の間に友情が芽生える。またショウは孫の妹、イーチェ(ゼニー・クォック)を愛するようになり、彼女を交えた美しい思い出となる日々を送る。しかし、そんな穏やかな時間は長くは続かなかった。
トシが射殺され、助けようとしたケイはその素性がばれて失踪。孫は「同じ台湾人だから」と地元組織に鞍替えし、ショウが作った組織と対立。さらにはイーチェが不治の病に冒されてしまう。やがてショウと孫の組織の抗争は大きくなり、ついにはかつての友同士が銃口を向け合うことになる。
キャスト
編集賞歴
編集関連書籍
編集- MOON CHILD 鎮魂歌【レクイエム】篇 2003年10月30日 ISBN 4-04-873461-X、ISBN 4-04-381101-2
脚注
編集- ^ “HYDEとGACKTの共演作「MOON CHILD」が期間限定で再上映 GACKT原案のオリジナルストーリーを瀬々敬久が映画化”. 映画ナタリー. (2023年10月13日) 2023年12月20日閲覧。
- ^ “HYDEとGACKTが夢の共演「MOON CHILD」20周年記念 11月10日から期間限定再上映! GACKT自らもシナリオ作りに参加し、近未来の架空都市を舞台にストリート・ギャングの友情を越えた絆を壮大なスケールで描く物語”. 映画.com. (2023年10月13日) 2023年12月20日閲覧。