T004
REGZA Phone T004(れぐざふぉん てぃーぜろぜろよん)は、東芝および東芝モバイルコミュニケーション社(現・FCNT)が日本国内向けに開発した、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のCDMA 1X WIN対応携帯電話である。製造型番はTS004(てぃーえす ぜろぜろよん)。
キャリア | au |
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製造 | 東芝 |
発売日 | 2010年6月4日 |
概要 | |
OS | KCP3.0 (Brew MP) |
CPU | Qualcomm Snapdragon S1 QSD8650 1GHz |
音声通信方式 | 3G:CDMA2000 1xMC (800MHz/2GHz/新800MHz) 2G:GSM (900MHz/1.8GHz/1.9GHz) |
データ通信方式 | CDMA2000 1xEV-DO Rev.A |
形状 | 防水2軸折りたたみ |
サイズ | 111 × 51 × 17.1 mm |
質量 | 約145 g |
連続通話時間 | 約220分 |
連続待受時間 | 約260時間 |
外部メモリ | microSD (最大2GB) microSDHC (最大16GB) (au Wi-Fi WINカード使用中は使用不可) |
日本語入力 | ATOK for au + APOT |
FeliCa | あり |
赤外線通信機能 | あり(IrDA対応) |
Bluetooth | あり |
放送受信機能 | ワンセグ対応 |
備考 | 1. ワンセグ録画機能はダビング10に対応 2. microSDカードスロットはmicroSDIO対応 3. 電池パックはTSY01用と共通 4. 原産国: 中国 5. SAR値:0.498W/Kg |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT液晶 |
解像度 | ワイドVGA+ (480×854ドット) |
サイズ | 3.2インチ |
表示色数 | 約26万色 |
サブディスプレイ | |
方式 | 有機EL |
解像度 | |
サイズ | 0.8インチ |
表示色数 | 1色 |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約1219万画素CMOS |
機能 | AF |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
ルーチェホワイト (Luce White) | |
アズールブルー (Azure Blue) | |
ムーンブラック (Moon Black) | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
特徴
編集SoftBank 921T以来、及び同キャリア向けの東芝製携帯電話としては初めてとなる「REGZA」の名を記した携帯電話である(フィーチャー・フォンとしては唯一の「REGZA Phone」である。前述のSoftBank 921Tは「REGZAケータイ」として発表、発売された。)。 プラットフォームにはBrew MPをベースに独自拡張した「KCP3.0」が、チップセットには米・クアルコム社製の「Snapdragon S1」(QSD8650・クロック周波数1GHz)がそれぞれ採用されており、従来のKCP+端末の約2.6倍の処理速度[1]を実現している。 また、Wi-Fi WINに対応しており、別売りの無線LANカード(microSDIOカード)を装着することにより利用可能となる。
沿革
編集- 2010年(平成22年)5月17日 - KDDI、および東芝より公式発表。
- 2010年6月4日 - 関西・沖縄地区にて先行発売。
- 2010年6月19日 - 関東地区にて発売。
- 2010年6月30日 - 九州地区を除く上記以外の地区にて発売。
- 2010年7月3日 - 九州地区にて発売。
- 2011年(平成23年)1月 - 販売終了。
- 2012年(平成24年)7月22日 - L800MHz(旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3/JTACS)帯エリアによる音声・データ通信サービスの停波によりそれ以降はN800MHz(新800MHz帯・CDMA Bandclass 0 Subclass 2)帯エリア、および2GHz(CDMA Bandclass 6)帯エリアの各音声・データ通信サービスで利用する事となる。
- 2014年(平成26年)6月30日 - Wi-Fi WINのサービス終了[2]。
- 2022年3月31日 - 同キャリアにおける3Gサービスの完全終了・停波により、当機種は全て使用不可となる[3][4]。
主な機能・サービス
編集主な対応サービス | |||
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LISMO! (着うたフル) (着うたフルプラス) (LISMOビデオクリップ) (LISMO Video) (LISMO Book) |
EZケータイアレンジ |
バーコードリーダー&メーカー | PCサイトビューアー |
Bluetooth ワイヤレスミュージック |
au Smart Sports Run & Walk Karada Manager ゴルフ フイットネス |
EZナビウォーク | EZ助手席ナビ |
安心ナビ | 災害時ナビ | ナカチェン | EZアプリ FullGame! Bluetooth対戦 |
EZアプリ(BREW)[5] | アレンジメニュー | ||
マルチプレイウィンドウ クイックアクセスメニュー |
じぶん銀行アプリ | EZチャンネル EZチャンネルプラス EZニュースEX | |
EZFeliCa | ケータイ de PCメール | デコレーションメール | |
デコレーションアニメ | au one メール | 緊急通報位置通知 | ワンセグ |
BDレコーダーワンセグ転送 ( |
グローバルパスポート (CDMA・GSM) |
赤外線通信 (IrDA) | 無線LAN (別途、au Wi-Fi WINカードが必要) auフェムトセル |
不具合
編集2010年8月5日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[6]
- EZニュースEX等の受信開始時に、移動等により基地局が切り替わると、リセットする場合がある。
- 卓上ホルダで充電完了後、外部接続端子にアダプタを接続して充電すると、充電されない場合がある。
- 「ROM Test 0 Failure」と表示され、電源のオンオフも含めてすべての操作が不能になる場合がある。
2010年10月14日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[7]
- Eメールを自動受信しない場合がある。
関連項目
編集- 東芝
- JMP-T004 - T004のJALマイルフォン仕様にあたる同型機種。
- REGZA
- REGZA Phone
- 921T - 同社製のソフトバンク向けのREGZAケータイ。
- Wi-Fi
- Wi-Fi WIN
- S004 - T004同様、SnapdragonおよびKCP3.0を搭載。ソニー・エリクソン(現・ソニー)製。
- X-RAY(TSX06) - 本機種をベースとしたiida端末。富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現・FCNT)製。
- T008 - T004及びX-RAYをベースとした端末。REGZA Phoneシリーズには含まれないが、T004の流れを汲んでいる。富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現・FCNT)製。
注
編集- ^ 同社製のau向け携帯電話「biblio」(TSY01)比(2010年5月現在の時点において)。
- ^ 〈お知らせ〉 「Wi-Fi WIN」のサービス終了について - KDDI 2013年10月18日
- ^ auの3Gサービス「CDMA 1X WIN」が2022年3月末をもって終了 VoLTE非対応4G LTE端末も対象 - ITmedia 2018年11月16日
- ^ 「CDMA 1X WIN」サービスの終了について - KDDI 2018年11月16日
- ^ お試し版として『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』などがプリセットされる。
- ^ au携帯電話「S004」「T004」の「ケータイアップデート」についてのお知らせ KDDI
- ^ au携帯電話の「ケータイアップデート」についてのお知らせ KDDI