立派 (りっぱ)
- 品質や品性が非常に優れているさま。
- 今はもう散つて了つたが、 馬酔木の花は樹の花の中でも立派なものだ。(土田杏村 『あしびの花』)
- 欠点や不足している所がないさま。疑うことない、間違いない、見事に。
- よし、それが淨土教の影響によるにもせよ、老莊道學の示唆を得たにもせよ、わが國人の氣魄とやはらぎを享けて生活趣味の常用燈となつた以上、立派に國産である。(岡本かの子 『朧』)
- 「無えよ、うむー。正に無え、……俺おいらの手腕はとうにしびれッちまつた。手腕ばかりならいいが、脛も腰も、骨も肉も、ないし魂も根性もだツ、立派に腐つた……。しびれきつてしまつたてえ事ッ。碌でなしだからな」(清水紫琴 『もつれ糸』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
立派だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
立派だった |
連用形 + た
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否定形 |
立派でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
立派になる |
連用形 + なる
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言い切り |
立派だ |
終止形のみ
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名詞化 |
立派なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
立派ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
立派そうだ |
語幹 + そうだ
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- (品質や品性が優れている):粗末(品質が劣る);卑劣、下劣(品性が劣る)