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Java Edition 23w12a

訳註 
亀甲括弧内の日本語訳は確定したものではありません。今後変更が行われる場合があります。
Minecraft 23w12a
エディション

Java Edition

種類

スナップショット

リリース日

2023年3月22日

親バージョン

1.20

ダウンロード

クライアント (.json)
サーバー

難読化マップ

クライアント
サーバー

プロトコルバージョン

 dec: 1073741951
 hex: 4000007F

データバージョン

3442

Java Edition 23w12aは、2023年3月22日にリリースされた、Java Edition 1.20に向けた最初のスナップショットである[1]。このスナップショットでは、スカルクセンサー関連の機能の拡充、看板の機能向上、Pitcher PlantSniffer EggSuspicious SandTrail Ruinsおよび4種の新しいSmithing Template、16種のPottery Shardの追加、バグの修正が行われた。

追加要素

このスナップショットでは、Java Edition 23w03a以来の実験的データパック1.20アップデートの内容がすべて通常のゲームプレイに追加されるとともに、新規に以下の要素が追加された。

ブロック

Calibrated Sculk Sensor
  • 特定の周波数の振動だけを検知することのできる新しいスカルクセンサーである。
  • 自然には生成されず、スカルクセンサーの上、右、左にアメジストの欠片計3つを配置することによってクラフトできる。
  • アメジストが接続されている面にレッドストーン振動を入力することができ、その信号の強度と同じ周波数の振動のみを検知する。
Pitcher Plant〔ウツボカズラ〕
  • Pitcher Podから生長する新しい植物である。
  • 完全に生長したものを破壊すると自身をドロップし、それ以外の場合ではPitcher Podがドロップする。
  • 青緑色の染料にクラフトできる。
Sniffer Egg〔スニッファーの卵〕
  • 暖かい海海底遺跡に生成されるSuspicious Sand〔怪しげな砂〕から見つかる。
  • Sniffer〔スニッファー〕が繁殖した時にドロップする。
  • 子供のSnifferが孵る。
    • 苔ブロックの上に置いた場合、凡そ10分(半日)で孵化する。
    • 他のブロックの上に置いた場合は、凡そ20分(1日)で孵化する。
Suspicious Gravel〔怪しげな砂利〕
  • Suspicious Sandと同様に振舞い、Brush〔ブラシ〕を用いて中に埋まったアイテムを発見することができる。
  • 冷たい海の海底遺跡に生成される。

アイテム

Pitcher Pod〔ウツボカズラのさや〕
  • 耕地に植えると、Pitcher Plantに成長する。
  • Snifferが地面から掘り出した場合にのみ入手できる。
Pottery Shard〔壺の欠片〕
Smithing Template〔鍛冶型〕
  • 新しいArmor Trim Smithing Template〔防具装飾用鍛冶型〕が以下のように追加された。
    • 古代都市のチェストに生成されるもの
      • Silence Armor Trim〔静寂の防具装飾〕
    • Trail RuinsのSuspicious Sandに生成されるもの
      • Host Armor Trim〔主人風の防具装飾〕
      • Raiser Armor Trim〔牧者風の防具装飾〕
      • Shaper Armor Trim〔職人風の防具装飾〕
      • Wayfinder Armor Trim〔先駆者風の防具装飾〕

ワールド生成

Trail Ruins
  • 失われた文明に由来する、地面に埋もれた構造物である。
  • 4種の新しいArmor Trim Smithing TemplateがSuspicious Sandから見つかる。

全般

タグ
  • combination_step_sound_blocksが追加された。
    • このタグに含まれるブロックは、同時に下のブロックのサウンドも小さく鳴らす。

変更要素

ブロック

アメジストブロック
  • スカルクセンサーの隣に設置した際に、振動に「共鳴」するようになった。
    • スカルクセンサーが振動を検知すると、同じ周波数の振動をアメジストブロックの場所から再発信する。
    • これにより、振動の伝達にあたって、中継地点に逐一特定のサウンドを発生させる機構を作らずとも容易に振動の情報を伝達できるようになった。
スカルクセンサー
  • 振動の周波数が以下のように整理された。
    • 周波数1:あらゆる物体中の移動(地面、水中、空中)
    • 周波数2:地面・水面への着地
    • 周波数3:アイテムの使用
    • 周波数4:エリトラの滑空・各エンティティの特有行動(ラヴェジャーの咆哮、オオカミの身震いなど)
    • 周波数5:Mobからの騎乗解除、装備の着用
    • 周波数6:Mobのへ騎乗、Mobへの干渉
    • 周波数7:Mobやプレイヤーの被ダメージ
    • 周波数8:アイテムの消費(飲用・食事)
    • 周波数9:ブロックの「無効化」(ドアを閉じる、チェストを閉じる、ボタンが戻るなど)
    • 周波数10:ブロックの「有効化」(ドアを開く、チェストを開く、ボタンを押すなど)
    • 周波数11:ブロックの変更(大釜の水位変化、焚き火に食べ物をくべるなど)
    • 周波数12:ブロックの破壊
    • 周波数13:ブロックの設置
    • 周波数14:Mobやプレイヤーのスポーン、テレポート
    • 周波数15:Mobやプレイヤーの死亡
看板Hanging Sign〔吊り看板〕
  • 看板の設置後からでも、看板を破壊することなく内容を書き換えられるようになった。
    • 素手または使用できないアイテムを手に持った状態で看板を右クリックすると、再編集画面を開くことができる。
  • 看板の両面に別々の文章を書けるようになった。
    • 文字の色や発光効果なども個別に設定できる。
    • 最初に看板を設置した際には表面の編集画面が表示される。
    • 裏側のテキストを編集するには、裏側に移動して裏面を右クリックする必要がある。
  • 看板にハニカムを使って蝋を引くことで、看板の内容を固定できるようになった。
    • 看板のテキストにクリック機能を設定している場合は、蝋引きされた看板でのみ機能するようになった。蝋引き前の看板をクリックした場合は、クリック機能が作用する代わりに再編集画面が開く。
Suspicious Sand〔怪しげな砂〕
  • 暖かい海の海底遺跡に生成されるようになった。

アイテム

ポーション
  • 低速落下のポーションの色が、視認性向上のために変更された。
Smithing Template〔鍛冶型〕
  • Dune Armor Trim〔砂丘式の防具装飾〕の模様とアイテムアイコンが変更された。
  • 従来のDune Armor Trimの模様は、Sentry Armor Trim〔略奪者式の防具装飾〕に転用されるとともに、Sentry Armor Trim Smithing Templateのアイコンが新しい模様にマッチするように変更された。
    • Sentry Armor Trimの模様は、Shaper Armor Trimが使用することになった。

Mob

Sniffer〔スニッファー〕
  • Sniffer Eggから孵るようになり、繁殖の際に直接子を産まなくなった。

非Mobエンティティ

表示エンティティ
  • interpolation_durationが0の時に、補間前の値が常に破棄されるようになった。
  • 描画プロパティがすべて正しく同じ時刻に適用されるようになった。
  • 初期データを受け取るまでは描画されなくなった。これにより、表示エンティティが最初の1ティック描画されない場合がある。
  • 注意:ゲームの更新取り扱い方式の都合上、召喚後になされたエンティティへの変更は数ティック後にクライアントに届く場合がある。

ワールド生成

海底遺跡
構造物処理子
  • 処理子のタイプにcappedが追加された。
    • 処理子が編集できるブロックの数に上限を設けるための処理子のタイプ。代理で実際に処理を行う処理子を内包して使用する。
    • 以下のフィールドを持つ。
      • delegate 実際に処理を行う構造物処理子。
      • limit 処理が施されるブロックの最大数。
    • これを使用すると、上限に達するまで代理の処理子が構造物内からランダムにブロックを選択して処理を行う。
    • 処理時には、定数または乱数生成器から値を取得してブロックが選択される。
  • ruleタイプの処理子におけるブロックエンティティの編集
    • 以前はこのタイプの処理子ではoutput_nbt仕様のフィールドを用いて置換後のブロックのブロックエンティティにNBTを追加することができた。
    • このフィールドは、block_entity_modifierという名前に変更されるとともに以下のように仕様が刷新された。
    • block_entity_modifiertypeでそのタイプを指定でき、以下の4種がある。
      • passthrough 既存のNBTをそのまま保持する。
        • block_entity_modifierが指定されていない場合は、これがデフォルトとして使用される。
      • append_static 以前のoutput_nbtに近い。dataに記述したNBTをブロックに「追加」する。
        • 以前との違いは、従来は記述されたNBTで既存のNBTを完全に置換していたが、こちらは既存のNBTを置換せず新しくNBTを追加するところにある。
      • clear ブロックエンティティからすべてのNBTを除去する。
      • append_loot ルートテーブルとシード値をNBTに追加する。
        • loot_table ブロックエンティティ上の LootTableフィールドの値となり、使用するルートテーブルのIDを規定する。
        • LootTableSeedも座標に依ったランダム値で生成される。

全般

サウンド
データパック
  • 看板のデータフォーマットの変更により、バージョンが13に上がった。
パーティクル
  • 衰弱のパーティクルの色が視認性の為に変更された。
ゲームイベント
  • piston_contractblock_deactivateの追加により削除された。
  • piston_extenddispense_failblock_activateの追加により削除された。
  • 以下のようにゲームイベントの周波数が変更された。
    • 1:stepswimおよびflap
    • 2:projectile_landhit_groundおよびsplash
    • 3:item_interact_finishprojectile_shootおよびinstrument_play
    • 4:entity_roarentity_shakeおよびelytra_glide
    • 5:entity_dismountおよびequip
    • 6:entity_mountentity_interactおよびshear
    • 7:entity_damage
    • 8:drinkおよびeat
    • 9:container_closeblock_closeblock_deactivateおよびblock_detach
    • 10:container_openblock_openblock_activateblock_attachprime_fuseおよびnote_block_play
    • 11:block_change
    • 12:block_destroyおよびfluid_pickup
    • 13:block_destroyおよびfluid_pickup
    • 14:entity_placelightning_strikeおよびteleport
    • 15:entity_dieおよびexplode
要素フラグ
  • 要素フラグupdate_1_20とビルトインのデータパックが削除された。

修正

32個のバグを修正
1.20以前にリリースされたバージョンから
  • MC-157727 – ハチミツブロック、スライムブロックの内部の立方体がインベントリ内で描画されない。
  • MC-165221 – 3Dモデル化されたポーションが、GUIディスプレイ上で正しく描画されない。
  • MC-197241 – 飼い主でなくてもオオカミの首輪の色を変えることができる。
  • MC-201647 – エンティティに騎乗しているエンティティが、座標の同期ずれを引き起こす場合がある。
  • MC-256488 – Bamboo Raft〔竹のイカダ〕とBamboo Raft with Chest〔チェスト付きの竹のイカダ〕のモデルが浮かんでいる。
  • MC-256551 – 子供のCamel〔ラクダ〕にインベントリが表示される。
  • MC-256585 – Hanging Sign〔吊り看板〕の文字にZファイティングが発生する。
  • MC-259201 – ロバの耳の上下面に色の間違いがある。
  • MC-259879 – 通常より大きいshadow_radiusが設定された表示エンティティが、パフォーマンス上の問題を引き起こす。
  • MC-260020 – ワールドを再読み込みすると、茶色のムーシュルームに与えた花のデータがリセットされる。
  • MC-260043 – Decorated Pot〔飾り壺〕をクリエイティブモードで破壊した時に、破壊音が鳴らない。
  • MC-260047 – クリエイティブインベントリから取り出したDecorated Potおよび新しく作成した絵柄のないDecorated Potが、最後にクラフトした絵柄入りのDecorated Potの絵柄を使用する。
  • MC-260053 – Decorated Potをデバッグ棒で回転させると、Decorated Potがアイテム化して増殖する。
  • MC-260061 – Sniffer〔スニッファー〕の頭部や耳でZファイティングが発生する。
  • MC-260069 – Cherryの木を他の木に交差するように成長させると、もう一方の葉が破壊される。
  • MC-260240 – Snifferが、時々求愛状態に入っているのに繁殖しようと別の個体に近づこうとしない。
  • MC-260251 – Snifferの歩行アニメーションが、移動速度によって変化しない。
  • MC-260282 – Snifferが、スペクテイターモードのプレイヤーを嗅ぎ当てて追従してくる。
  • MC-260296 – Pink Petal〔桜色の花びら〕のモデルが最適化されていない。
  • MC-260317 – Snifferが、塞がれていて到達できない位置にあるブロックを嗅ぎ当てようとする。
  • MC-260326 – Snifferが、死亡時にも地面を掘ろうとし続ける。
  • MC-260409 – Cherry Grove〔サクラの林〕バイオームが#is_overworldバイオームタグに含まれていない。
  • MC-260503 – Snifferが、上に花などの非個体ブロックが設定されている地面を掘ろうとしない。
  • MC-260632 – 遥か遠方にいるエンティティに騎乗すると、クライアント側サーバー側の両方で同期ずれが起こる。
  • MC-260678 – 透明化のポーションと低速落下のポーションの色が酷似している。
  • MC-260750 – マグマブロックが、既に削除された要素の為に無駄にランダムティックを使用し、パフォーマンスに影響を与える。
  • MC-260757 – 大量の鉄格子ブロックを更新すると、ゲーム中およびワールド保存画面でゲームが応答不能になる。
  • MC-260777 – Snifferが、嗅ぎまわっている間おうよび経路探索時に危険なブロックを無視し、ダメージを受けることがある。
  • MC-260799 – 「Sand」という語について、字幕上で大文字・小文字のミスがある(英語版のみ)。
  • MC-260839 – Mobが、武器を手に持っているのに防具を拾う代わりにそれを捨ててしまう。
  • MC-260885 – 初期値としてtransformationの値を設定して召喚した表示エンティティが、次の変形から間違った補間アニメーションを再生する。
  • MC-260897 – 表示エンティティの、補間前の状態が正しく機能しない。

脚注

  1. "Minecraft Snapshot 23w12a" – Minecraft.net、2023年3月22日
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