- 「建設ドロイド。建設。クラス5。CO-34」
「君の会話能力はいささか限られているようだが、こと建設に関する限りは極めて経験豊富らしいね」 - ―CO-34とC-3PO[出典]
CO-34(See-Oh Three Four)は冷戦の時代にレジスタンスに仕えていた建設ドロイドである。32 ABY以前、惑星トールに不時着したレジスタンスのドロイドたちは道中沼地に行き詰まり、CO-34は橋を架けた。その後、シダックスの群れに襲われ、CO-34はダメージを受けて沼に沈んだ。
経歴
32 ABY以前、ホフ大尉のチームの船はファースト・オーダーに囚われたギアル・アクバー提督の居場所を知っていると思われるプロトコル・ドロイドO-MR1をレジスタンス基地に連れ帰る最中に惑星トールに墜落した。その結果、セキュリティ・ドロイドのVL-44とPZ-99、建設ドロイドのCO-34、医療ドロイドの2MED2、そしてプロトコル・ドロイドのC-3POとO-MR1のみが生き延び、ホフ含む他の乗員は亡くなってしまう。[1]
C-3POは墜落地点から西の87km先に以前墜落したファースト・オーダーの船と思わしきビーコンを受信し、ドロイドたちはそこへ向かった。途中一行はスパイス・スパイダーの集団に襲われた。VL-44は高台までの道を切り開き、PZ-99はC-3POたちを援護した。CO-34も強力な腕を活かし、2MED2を捕えかけたスパイダーを粉砕した。その後、CO-34たちは無事崖に上ることが出来たが、PZ-99は仲間と捕虜を守るため犠牲になった。[1]
生き延びたドロイドたちは道中オイル(もしくはタール)に覆われた水深数kmの沼地に行き詰った。そこでCO-34は橋を架け、C-3POたちを先に行かせた。しかし、捕食クリーチャーのシダックスの群れとキャン=セルに襲われ、2MED2とVL-44が破壊されてしまった。CO-34もダメージを受け、建設状態から元の状態に変形することができず沼の底へ沈んでいった。[1]
最終的にC-3POとO-MR1は無事TIEファイターの元へたどり着き、O-MR1が酸性雨によりTIEのコントロール・パネルが機能しなくなる前にレジスタンスへ救助のメッセージを送ったが、その代償として左腕以外跡形もなく溶けてしまった。そしてC-3POはポー・ダメロンとBB-8に救出された。[1]
個性と特徴
CO-34は灰色のボディに赤いセンサーを備える[1] サイボット・ギャラクティカ社製の[2] CLL-M2バイナリー・ロードリフターであり、第5級ドロイドに分類された。CO-34の会話能力は限られたが、建設に関しては経験豊富であった。また、CO-34の腕は極めて強力で、スパイス・スパイダーを粉砕することができた。[1]
制作の舞台裏
CO-34は2016年に出版された正史の読み切りコミック『スター・ウォーズ:C-3PO』(ジェームス・ロビンソン作、トニー・ハリス画)で初登場を果たした。[1]
登場作品
- スター・ウォーズ:C-3PO (初登場)
非正史作品
- LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒
参考資料
- スター・ウォーズ ヘルメット・コレクション 58 (間接的に言及)
- (表記はC-O34)
- スター・ウォーズ100オブジェクツ (間接的に言及)
- スター・ウォーズ タイムライン
脚注
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 スター・ウォーズ:C-3PO
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『スター・ウォーズ:C-3PO』の描写からCO-34はCLL-M2バイナリー・ロードリフターである。 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第20号 (宇宙飛行の秘密:貨物の取り扱い)によるとCLL-M2はCLLシリーズのドロイドであり、 週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第56号 (ドロイド仕様書:支援ドロイド)によればCLL-M2はサイボット・ギャラクティカ社製で全高は4メートルである。